京御門 小原店 × 奥 卓真confectionery KYO-GOMON
奥 卓真OKU Takuma
- 現場写生の魅力
- 津山市に在住しています。車に道具を積み込み、季節ごとに色々な題材を求めて、風景画を主に描いています。
自然は季節により、時間帯によりとても魅力的な姿を見せてくれます。現地直送の魅力をみなさんに伝えることができるよう、日々制作に取り組んでいます。
アトリエでは静物画、人物画なども描いています。
さて、私は現場で写生するというやり方を続けています。それは、限られた時間の中で描くという緊張感と現場でないと経験できない出合いがあるからです。少し紹介すると―
例① 備前の新幹線が通っている付近に池があります。ここに2〜3年だけ蓮の花がおごったことがあります。そこで絵を描いていると、とてもいい香りがし、時折ポッという花の咲く音がしたりしました。とてもいい気分でした。しかし、今は全く蓮が姿を消し、普通の池になってしまいました。
例② 旧柵原町で古い土蔵を描こうと、準備をしていると、ちょうどおばあさんが庭に出て来て、豆がら取りの作業を始めました。ほぼ絵が、完成するまで作業を続けてくれ、とてもいい点景になりました。
例③ 加茂の奥に河井の鉄橋があり、よくカメラマンが写真をとっている所があります。鉄橋の裏山の紅葉が見事で、何回か通って絵を描きました。何年か後には木々を伐採し、とてもみすぼらしくなりました。
一期一会という言葉がありますが、そんな出合いが、現場写生の魅力ではないかと思います。
- 昭和49年 武蔵野美術大学油絵専攻卒
- 岡山県中学校美術教員を経て平成17年より画業に専念、現在に至る。
- シャトー会と個展で発表を続けている。
- 昨年より銀座の「70年会」に出品。
- 受賞歴
- 「川のある風景画展」佳作
- えとあーと受賞7回
- 個展
- ギャラリーシード(平成17年)
- 津山交流センター(平成18年)
- ルネスホール あわくらんど ギャラリー彩(平成19年)
- カフェレストランHILLS(平成20年)
- 英国庭園(平成21年)
- テトラへドロン(平成22年)
- ルネスホール(平成23年)
- 金川SAKARAGURA(平成24年) 健康市ギャラリー